2009年7月10日金曜日

■なぜ坐禅か(屋久島の坐禅道場)

坐禅修行と日課
屋久島坐禅道場から

今なぜ坐禅・修行か

人が健康的に活動し、生活していくために必要なもの。体力面と精神面との調和・充実。それらを支え、大きく関係しているものが環境と食。体が不調を来たし、日常の活動が意のままにならない、必要に応じた行動が出来ないのは、これらのものが整わない事によるものです。先ずは現代社会において、不足し偏重されがちな面、環境と食を冷静に見て取り、その不足を補いましょう。或いはもっと改善し、身心共に鍛えましょう

分かり難いのが心の病、難治ともなり易い心に刺さった毒矢。毒矢は、速やかに抜き去らなければなりません。抜いたなら毒消しをし、傷口を縫合する。その上で自らの治癒エネルギーを待ちます。長く患っている人を見ると、どうもその処置を誤っているのではないかと、そう思えて仕方のない所があります。

どんな人の心にも体にも、エネルギー、活きていこうとする力が満ちています。あふれるエネルギーを持ち合わせているのに、使おうとしないで、エネルギー源に自ら蓋をしてしまっている。その蓋を我執と言う。偏狭な我執を忘れさせ、そのエネルギーを引き出しましょう。押えておかないで、隠しておかないで、活用出来るようにしましょう
その為の当山での坐禅であり、修行であります。



元気とは元になる気、内から湧き上がる生命力、活動力、エネルギーです。自我の古着を脱ぎ捨て、自分に挑みかかる、挑戦するようなワイルドなエネルギー自分の知る知らない内に、座禅と日課を勤めていく内に、これらが蓄えられていくのです。

と、いうことで
当山は坐禅をしたい方、修行をしたい方に広く門戸を開放しております。

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