秋田市寺町大悲寺の坐禅会秋田維摩会の会長をつとめています。歴史のある市民の坐禅会で師家は臨済寺専門道場師家及び花園大学学長・阿部宗徹老師です。 おちこぼれ会長ですが、何故こんなに禅や仏教はむずかしく教えるだろうか、本質を簡単に一般市民にも、分かりやすく伝えることが出来ないものかと、常々考え続けています。
2013年1月14日月曜日
◆なっとく「般若心経、の解読と実践(TOP)
修行中の身でありながら、分不相応な試みであることは十分に理解しつつ・・・・・
第一校 2012・12・28
手に負えなかった「般若心経」をなんとか解読しました。
般若心経を多くの皆様の貴重な資料と波動・量子力学で取り組み、
解読したつもりです・・・!!
人生は日々新たですから、第一校としましたが、完成したのが、
なんと2012・12・28日です。
2012アセンション(我々は意識のルネッサンス)の直後でした!
やはり般若心経はとてつもなく偉大な真理でした!
次のように段階を踏んで偉大な真理を見につけましょう
①般若心経を理解する
②般若心経を納得する
③般若心経を実践する
あなたの人生にお役に立てば幸いです!!
1,タイトル
摩訶般若波羅蜜多心経 |
2,観音菩薩の結論部分
1,観自在菩薩、行深般若波羅蜜多時、
かんじーざいぼさつ ぎょうじんはんにゃーはらみーたーじー
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求道者である観音菩薩が、生まれながらに備わっている「天と繋がる《いのち》に生きる」ことを悟る道を深く行じていた時、
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2,照見五蘊皆空、
しょうけんごーおんかいくう
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釈迦如来(お釈迦様)の教えは次のようであるとはっきりと理解できました。
「人間は「肉体の自分」だけだと思われている。しかし、この宇宙は陽と陰の二面性で成り立っている、陽とは目に見える世界の「色」で、陰とは目に見えない世界の「空」である。
そうなれば、人間は目に見える「肉体の自分」である「色」と、無色透明で感じることのできない「空」である「本来の自分」がいるのだ。「空」の「本来の自分」とは天と繋がっている《いのち》のことなんだ。
「肉体の自分」だけとして生きていれば、恐怖などの感覚の働き(五蘊)が苦難を招いてしまうが、「肉体の自分」でありながら「本来の自分」である《いのち》を意識して生きることができたら、苦難もなく平安に過ごすことができる」というものでした。
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3、度一切苦厄。
どーいっさいかいくーやく
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やがて観音菩薩は悟りに至り、天と繋がる《いのち》で生きることを実践したことで、苦難もなく平安に過ごすことができました。
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3,色即是空の解説
4,舎利子。
しゃーりーしー
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お釈迦様の教えを、高弟である舎利子が書き残していました。約500年後、その教えに出会った観音菩薩は、分かりやすく次のように伝えています。
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5,色不異空、空不異色、
しきふーいーくう くうふーいーしき
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どんな物にも色がついているから目で見えます。でも空気は色がついていないので目で見ることはできません。だから、お釈迦様は「色がついて目に見える物を「色」と呼び、無色透明で目に見えないものを「空」と呼びました。この「色」と「空」は表裏一体なのです。
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6,色即是空、空即是色。
しきそくぜーくう くうそくぜーしき
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形ある物「色」には必ず形作っている本質があります。その本質のことを、現代人は「波動」や「生命エネルギー」と呼び、お釈迦様は「空」と呼んだのです。だから、人間も万象万物も「空」です。波動です。波動の素粒子が原子化し、分子化し、様々な形に化身したのです。すなわち「空」が様々な「色」に化身したのです。
「空」も「波動」も「生命エネルギー」も《いのち》の別名ですから、この表現の世界は物質の世界であると同時に、《いのち》の世界(空の世界)でもあるのです。
人間の肉体は《いのち》の入れ物です。形のない《いのち》を形のある肉体の中に一杯入れ、余りにも一体化しているため、私達は肉体が生きていると錯覚しているのです。
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7,受・想・行・識亦復如是
じゅーそうぎょうしき やくぶーに
ょーぜー |
4,空の相(すがた)
8,舎利子。
しゃーりーしー
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9,是諸法空相、
ぜーしょーほうくそう
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10,
不生不滅、不垢不浄、不増不減。
ふーしょふーめつ ふーくーふーじょ ふーぞうふーげん
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《いのち》は波動・生命エネルギーですから無色透明、無味無臭です。ここでは生命エネルギーとしての働きを説いています。
二宮尊徳の一円相(循環の理論)から
【不生不滅】
・《いのち》は春に芽が出て、夏に草となり、秋に実り、採り入れて冬に蓄える。また春になれば種を蒔き
と《いのち》が絶えることなく循環しているのです。
・また、人間の場合は、オギャーと生まれ、子どもから大人へ、大人が老人となり死を迎えます。しかし人間の《いのち》は宇宙空間で循環して、またオギャーと生まれるのです。
【不垢不浄】
・生命エネルギーは不垢不浄は当然です。
【不増不減】
・物はあちらへ傾けば自分の分量が減る、しかし相手の分量が増えることだから、《いのち》の総量は変わらないのです。
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5,「空」・生命エネルギーの働き
11,
是故空中、
ぜーこーくうちゅ
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12,
無色、無受・想・行・ 識、
むーしき むーじゅーそうぎょうしき
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◆「肉体の自分」として生きれば、肉体に備わった五感が、恐怖などで「五感の壁」をつくり、壁の中で苦難を味わっているのです。
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13,
無眼・耳・鼻・舌・身・ 意、
むーげんにーびーぜっっしんにー
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◆肉体に備わった目、耳、鼻、舌、身体、心の感覚器官は、人生の学びのために必要であり、個人の姿形として現れたものです。
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14,
無色・声・香・味・触・ 法。
むーしきしょうこうみーそくほう
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◆肉体に備わった五感で味わう色、音、臭い、味、触るものは、人生の学びのために必要なものですが、
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15,
無眼界、乃至、無意識界
むーげんかいないしーむーいーしき
かい |
◆肉体の自分として生きれば、五感の壁に囲まれているので限界があります。
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16,
無無明、亦無無明尽、
むーむーみょうやくむーむーみょう
じん |
◆肉体の自分として生きれば、煩悩や無知、迷いがありますが、
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17,
乃至、無老死、亦無老死 尽。
ないし むろうし やくむろうしじん
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◆肉体の自分は生老病死で苦悩しますが、
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18,
無苦・集・滅・道。
むーくーしゅうめつどう
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◆肉体の自分として生きている限り、現実の問題解決する方法として、
苦しみ(苦諦)や、その苦しみの原因を探すこと(集諦)、苦しみを減らすこと(滅諦)、苦しみを減らすことを実現する方法(道諦)がありますが、 それぞれの場で支配されていますので、「支配の壁」が立ちはだかり、苦難が待ち受けています。 |
19,
無智亦無得。以無所得 故、
むーちーやくむーとく いーむーしょとくこー
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◆肉体の自分として生きれば得ることにも失うことにも因われます。
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6,菩薩達の修行の結果
20,
菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、
ぼーだいさったー えーはんにゃーはーらーみーたーこー
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私たち菩薩は、深い瞑想の結果、天と繋がる《いのち》に目覚めたのです。弁証法の正反合で、「肉体の自分」として生きながら、「本来の自分」である《いのち》を意識して生きることが出来るようになりました。
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21,
心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、
しんむーけいげー むーけいげーこー むーうーくーふー
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「天と繋がる《いのち》に生きる」ことを悟った菩薩たちには、心を束縛するものがないのです。心を覆い隠してしまうものがないので、何事も恐れることがないのです。
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22,
遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。
おんりーいっさいてんどうむーそう くーぎょうねーはん
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もう「五感の壁」や迷いから遠く離れて、永遠なる心の平安の世界に住み続けています。
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23,
三世諸仏、依般若波羅蜜多故、
さんぜーしょーぶつ えーはんにゃーはーらーみーたーこー
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24,
得阿耨多羅三藐三菩提。
とくあーのくたーらーさんみゃくさんぼーだい
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そうして、完全な悟りを成就したという、深い深い境地に達しました。
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7,「色と空」が一体となるためのマントラ
25,
故知、般若波羅蜜多、
こーちー はんにゃーはーらーみー
たー | |
26,
是大神呪、是大明呪、是 無上呪、是無等等呪、
ぜーだいじんしゅー ぜーだいみょうしゅー ぜーむーとうどうしゅー
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これから伝授する、無上・無比、最強・最高のマントラ(真言)です。
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27,
能除一切苦、真実不虚
のうじょーいっさいくーしんじつふ
ーこー |
苦難の元凶である肉体に付属する「五感の壁」を突き抜ける修行に際して、お釈迦様の「吐く息に意識を込める呼吸」と共に重要な働きをするのがこのマントラです。
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28,
故説、般若波羅蜜多呪。即説呪曰、
こーせつ はんにゃーはーらーみーたーしゅー そくせつしゅーわつ
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だから私は「天と繋がる《いのち》に生きる」ためのマントラ(真言)を説きます。マントラは波動ですから修行の時はオリジナルで読みましょう。
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29,羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶。
ぎゃーていぎゃーてい はーらーぎゃーてい はらそうぎゃーてい ぼーじーそわかー
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ガテー ガテー
パーラガテー
パーラサンガテー
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30,般若心経
はんにゃしんぎょう
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まさしく、これがありがたい真理のお経です。
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